
一言で言うと、
高槻市は、エリアによって地震の揺れや液状化・浸水・津波のリスクが変わります。
2018年6月18日の大阪府北部地震(M6.1)では、高槻市が震源地の一つとなり、最大震度6弱を観測、死者2名・住宅被害2万棟超という被害が出ています。1917年(大正6年)の淀川大洪水では、枚方水位5.58mを記録し、右岸の大塚堤が決壊、芥川・三ケ牧・鳥飼・富田など広範囲が浸水して「一面を湖と化した」とされます。
住む場所を決める前に、台地か低地かをハザードマップで確認しておくのが、いちばんの備えになります。
高槻市の防災リスク早見表
各市区の公式ハザードマップが示す想定区分をもとにした5段階表示です。同じ市区内でもエリアによって差があるので、目安としてご覧ください。
高槻市の地形と成り立ち
高槻市は、北半部が北摂山地へ楔形に入り込み、南半部が淀川低地(大阪平野北部)です。地形は山地・谷底平野・丘陵地・台地・沖積低地の5区分からなり、北高南低の地形です。市の南半分は、ほぼ全域が標高10m以下の低湿地で、排水が悪い後背湿地・氾濫平野が広がるとされます。
北部の山地と、南部の淀川ぞいの低湿地とで、リスクが大きく分かれます。北摂7市町のなかでも、南部の水害リスクが高めとされます。
▲ 高槻市周辺の空中写真。エリアによる地形の違いが見てとれます。 地図はドラッグ・ズームで動かせます。出典:国土地理院「地理院地図」
過去の災害に学ぶ
2018年6月18日の大阪府北部地震(M6.1)では、高槻市が震源地の一つとなり、最大震度6弱を観測、死者2名・住宅被害2万棟超という被害が出ています。1917年(大正6年)の淀川大洪水では、枚方水位5.58mを記録し、右岸の大塚堤が決壊、芥川・三ケ牧・鳥飼・富田など広範囲が浸水して「一面を湖と化した」とされます。
「高槻市水害・土砂災害ハザードマップ」は、外水氾濫(淀川、想定最大規模24時間360mm)、内水氾濫、土砂災害(がけ崩れ・土石流・地すべり)の3種を掲載しています。
※参考:高槻市 水害・土砂災害ハザードマップ。数字は各種資料をもとにしたもので、資料により多少の幅があります。
高槻市のハザードマップの見方
高槻市は、水害・土砂災害ハザードマップを公開しています。南部の淀川ぞいの低湿地は洪水・内水・液状化のリスクが北摂7市町のなかでも高めとされ、北部の北摂山地の山際は土砂災害(がけ崩れ・土石流・地すべり)に注意が必要です。
2018年地震の震源地であり、直下型地震の揺れやすさも考慮しておきたいエリアです。
浸水のふかさや液状化・津波のしやすさはエリアで変わるので、気になる物件の番地で、実際のマップを開いて確認しておくと安心です。
▲ 高槻市周辺の洪水・内水の浸水想定(想定最大規模)を表示しています。地図はドラッグやズームで動かせます。 左の「災害種別で選択」から高潮・津波・土砂災害・地形分類にも切り替えられます。
出典:国土地理院「重ねるハザードマップ」
※参考:高槻市 水害・土砂災害ハザードマップ/標高は地理院地図で確認できます。
高槻市で住む・引っ越すときのチェックリスト
最後に、高槻市で住まいを選ぶ・引っ越すときに確認しておきたいことをまとめます。
🗺 番地単位でハザードマップを確認する
台地か、低地・埋立地かで、地震の揺れや液状化・浸水のリスクが変わります。
市区の水害・液状化・津波ハザードマップを、気になる物件の番地で確認しておくと安心です。
📋 重要事項説明で地盤・水害の説明を聞く
不動産取引では、水害ハザードマップや液状化・地震の情報が説明されます。
流し聞きせず、物件の位置をその場で一緒に確認しておくと安心です。
🏠 心配なら地盤調査・対策履歴を確認する
個々の宅地の地盤や対策の履歴は、公開マップだけでは分かりません。
気になる場合は、地盤調査の報告や造成・対策の履歴を確認しておくと安心です。
高槻市で備えたい防災グッズ
🎒 最低限そろえておきたい防災グッズ
目安は「1人あたり最低3日分(できれば1週間)」です。まだ何もそろえていない人は、まずここから。
※乳児のミルク・おむつ、持病の薬など、家族構成に合わせて調整を。備蓄は定期的に賞味期限をチェック。
出典:首相官邸「災害が起きる前にできること」/内閣府防災「災害に備えて」(水の「1人1日3L」は農林水産省による)
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大地震や台風で断水・停電が広い範囲におよぶときには、「①持ち出し一式 ②水で作れる食料 ③電源」の3つを先に押さえておくと安心です。
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まとめ|高槻市の防災は「自分の番地」で確認する

高槻市は、台地か低地かでリスクが変わる街です。
だからこそ、住む場所を決める前に、市区のハザードマップで「自分が住む番地」がどんな地形かを確認しておくことが、いちばん確実な備えになります。
